今年7月に神戸市で開催された日本臨床腫瘍学会で、ある都内の病院での出来事が話題になった。最近承認された大腸癌の新薬を、病院で使用できるレジメンに採択しなかったというのだ。その新薬は抗VEGFR-2抗体ラムシルマブで、血管新生阻害作用を持つ薬剤である。進行大腸癌の2次治療でFOLFIRI(5-FU+ロイコボリン+イリノテカン)療法との併用で使われる。ラムシルマブを採択しない理由は、薬価が高いからだという。

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