今から10年以上前、日本では「ドラッグラグ」が社会問題になった。厚生労働省や製薬業界、医療機関は、グローバルで行う臨床試験を増やしたり、医療上必要性の高い医薬品を国内で開発するよう業界に促す仕組みを作ったり、新薬の審査に関わる審査官の人数を増やしたりと、あの手この手でラグ解消に動き、ドラッグラグはほぼ解消されつつある。ところが、最近になって今度は、海外で保険償還されている最先端の検査が日本では保険医療で使えないという「検査ラグ」が表面化してきた。問題になっているのは主に、最先端の技術を用いた遺伝子検査だ。

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