慶應義塾大学病院泌尿器科でいま、注目の医師主導治験が進められている。C型肝炎の治療薬として使われてきた経口抗ウイルス薬のリバビリンが前立腺癌患者に投与されているのだ。しかも対象患者は標準治療薬であるドセタキセルに抵抗性となった患者で、このリバビリンは癌細胞を殺すためではなく、失われたドセタキセルに対する感受性を回復させるための薬としての効果が検証されている。このように既存薬を全く別の疾患の治療に利用することをドラッグリポジショニングといい、新しい創薬理論として注目されている。

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