ここ数年、高齢者の薬物治療に関する問題を是正しようとする取り組みが活発になっている。昨年には日本老年医学会の「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」が発表され話題となった。高齢者の薬物治療で解決すべき課題は幾つもあるが、その中で今、最も注目されているのがポリファーマシー(多剤処方)の問題だ。ポリファーマシー解消の方法は、基本的には重複処方や患者にとって効果がない薬を処方から削る、という至って単純なもの。それがなかなか実践されないのは、実現を阻む様々な壁が存在するからだ。

多剤処方の解消を阻む3つの壁の画像

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