先日、東京都薬剤師会が4月に発行した冊子『薬物乱用防止に関するQ&A』をぱらぱらとめくっていたら、覚醒剤のメタンフェタミン塩酸塩の添付文書が目に飛び込んできた。メタンフェタミンは、「ヒロポン」という商品名で今も医療用医薬品としてナルコレプシーなど限定的な疾患の治療に使われているのだが、私が見たのは市販薬時代のヒロポンの添付文書。第二次世界大戦中の1943年から覚せい剤取締法が制定される前年の50年までは、市販薬として薬局で販売されていたのだ。

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