患者にとってのお薬手帳のメリットは、自分の手元に自分が服用している薬の情報を置いておけること、それを薬剤師に見せれば薬の重複投与や、相互作用による思わぬ副作用を回避できること。それにもかかわらず、2014年5月には、お薬手帳を薬局に持参しなければ自己負担が20円節約できるという情報がインターネット上で広がりを見せた。医療経済学的に見ると、お薬手帳はどう評価されるのだろう。東京大学大学院薬学系研究科・医薬政策学特任助教で、薬剤師の資格も持つ五十嵐中氏に話を聞いた。五十嵐氏はソニーの電子お薬手帳システム「harmo」の開発にもかかわっている。(インタビューは14年9月19日に実施)

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