KPIに関しては、「今回示された項目の大半は体制整備に関わる内容だが、“本丸”は薬学的管理・指導の取り組みをいかに評価するかだ」と、AP検討委員会の委員を務めた今井博久氏(東京大学大学院医学系研究科地域医薬システム学講座教授)は指摘する。薬学的管理・指導を客観的に評価することは難しいが、委員会での議論の結果、最終的に「医師に対して、患者の服薬情報などを示す文書を過去1年間に平均月1回提供した実績がある薬局数」がKPIとして採用された。

 「文書の提供」は、単に疑義照会のことを指しているわけではない。「医師と緊密に連携し、検査値や疾患名などの患者情報を共有した上で、患者の薬物治療に関与することを意味する。具体的には、副作用チェックや、残薬整理を含むポリファーマシー介入など、かかりつけ薬剤師として薬物治療をマネジメントすることが求められる」(今井氏)。

 AP検討委員会ではそれ以外にも、薬学的管理・指導の取り組みの指標として、プレアボイドや医療安全対策推進事業(ヒヤリハット事例収集)の取り組み、受診勧奨した来局者の状態を示す文書を医師に提供した実績、服薬指導に際し、検査値、疾患名などの患者情報を医

患者による薬局の選別が始まるのは不可避の画像

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