今回は、口に関係したところから、関節リウマチ治療中の注意点について、考えてみたいと思います。

 喫煙による健康被害は、今更言うまでもありませんが、関節リウマチを悪化させる因子であることが分っています。また、ニコチンが関節リウマチ治療薬の効果を減弱させるという報告も多数あります。

 このように喫煙が関節リウマチ治療に与える影響が強く懸念される現状では、タバコの煙から逃れる努力は怠るべきではありません。

 そして副流煙の方が、主流煙よりもはるかに有害であるという報告もありますから、家族や職場などでの禁煙環境が守られているかどうか、度々確認する必要があります。

 しかし、関節リウマチの患者さんの中には、禁煙できずに困っている方がたくさんおられます。生活環境の禁煙は、よほど気を付けている人以外、なかなか守られてはいないのが実情です。 次に歯周病と関節リウマチの関係について考えます。歯周病は歯肉縁(歯と歯ぐきの境目)への細菌感染によって起こります。放置すると歯を支えている歯槽骨が溶け、歯がぐらついて、ついには抜け落ちます。歯周病がある関節炎の患者では、関節リウマチに移行するリスクが高くなると

口の中から関節リウマチを考えるの画像

ログインして全文を読む