ある日のことです。80代のその女性は、お薬を受け取り、会計を済ませた後、何をするでもなくカウンター脇の椅子に腰掛けていました。私が「何かご入用のものがありますか?」と声をかけても、要領を得ない返答だけが返ってきます。しばらくにらみ合い状態(?)が続きましたが、その患者さんが気になりつつも、私は薬歴を戻すためにカウンターを離れました。するとどうでしょう。その時を待っていたかのように、その女性は薬局内にいる女性スタッフに声をかけたのです。

ログインして全文を読む