今、薬剤師の業界でブームのようになっている「対物から対人」。厚生労働省が示した「患者のための薬局ビジョン」でも、これからの薬剤師が目指すべきポイントの1つとして明記されています。

 私も講演などで「クスリというモノを渡す仕事から、患者さんというヒトを良くする仕事へ」とお伝えしています。参加者の中には、一瞬、怪訝そうな顔をしつつも、すぐに数回うなずいて、何か思い当たる節があるような表情をされる方がいます。

 医師、薬剤師、看護師など医療職を目指す方の多くは「患者さんの役に立ちたい」という気持ちで、その学びやキャリアをスタートするのではないでしょうか。とはいえ、医学部にせよ、薬学部にせよ、看護学部にせよ、進学を決めるのは高校時代で、世間をそれほど知らないうちに大きな方向性を決めなければなりません。この段階で、それぞれの仕事の深い内容や在り方を理解しているとは考えにくいと思います。

対物から対人にシフトするための2つのポイントの画像

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