インフルエンザ流行期に、発熱や咽頭痛といったかぜのような症状が出たらどうするだろうか。治療の基本は、安静と十分な睡眠だといえる。しかし実際には、医療機関でインフルエンザの検査を受け、検査で陽性が確認されれば、とにかく抗インフルエンザ薬を服用するということが多いはずだ。

 今回は、抗インフルエンザ薬の代表的な薬剤であるオセルタミビルリン酸塩(商品名タミフル)の有効性・安全性に関する論文情報を複数提示し、それを横断的に俯瞰した上で、「薬の効果がある」とはどういうことなのか考察してみたい。

オセルタミビルの有効性・安全性は?

 オセルタミビルに関する臨床研究は数多く、そうした研究を統合解析したメタ分析も複数報告されている。表1に、近年報告された4つのメタ分析【論文1〜4】の結果をまとめる。なお、いずれもランダム化比較試験のメタ分析である。【論文1】Ebell MH.et.al. Effectiveness of oseltamivir in adults: a meta-analysis of published and unpublished clinical trials.

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