わが国では近年、心筋梗塞や脳梗塞による死亡は徐々に減っているのに対して、心不全による死亡は逆に増加傾向にある。高齢化や急性心筋梗塞患者の救命率向上に伴い、慢性心不全患者が増えていることが主な原因と見られている。わが国の心不全患者の死亡率は3年で約20%。予後改善を目指した治療法の開発が強く望まれている。重症心不全の治療法として、心臓移植、植え込み型人工心臓などの開発、普及に尽力し、さらに心筋再生治療の研究にも果敢に取り組んできた、大阪大学大学院心臓血管外科学教授の澤芳樹氏は、第46回日本薬剤師会学術大会(9月22〜23日、開催地:大阪市)の特別記念講演で、心筋再生治療における研究開発の最前線を報告した

iPS細胞由来心筋細胞シートによる心筋再生治療、3〜5年後の臨床実現目指すの画像

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