左室収縮能が保たれた心不全(HFPEF)の病態はいまだ不明な点が多く、治療法も確立されていない。熊本大学大学院循環器内科学の山本英一郎氏らは、第61回日本心臓病学会学術集会(9月20〜22日、開催地:熊本市)で、ARBのオルメサルタンが、HFPEFを有する高血圧患者に対して、降圧効果とは独立して、末梢血管内皮機能および左室拡張機能を改善する可能性のあることを報告した。改善のメカニズムとしては、血中アディポネクチンやSOD(superoxide dismutase)活性の増加の関与が推測されたという。

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