左室駆出率(EF)が保持された心不全(拡張不全)に対するβ遮断薬カルベジロールの有効性を検討した、わが国の大規模無作為化比較試験、J-DHF(Japanese Diastolic Heart Failure)Studyの結果が示された。カルベジロールの投与は、主要評価項目である心不全症状の悪化による入院、心血管死を抑制しなかった。ただし、目標投与量達成率が2割と低かったことから、投与量別にサブ解析を行うと、投与量の中間値を超えて投与された群では、中間値以下の投与量に留まった群に比べ、複合評価項目である心血管系の原因による入院・心血管死が有意に抑制される成績が得られた。

カルベジロールは一定量以上投与すれば心血管イベントを抑制する可能性もの画像

ログインして全文を読む