脂溶性スタチンのピタバスタチンは、軽症の慢性心不全患者の予後を改善する可能性があることが分かった。慢性心不全患者の予後に対する同薬の影響を前向き無作為化比較試験で検討した国内初の臨床試験PEARL Study(Pitavastatin Heart Failure Study)により示された。主要評価項目である心不全悪化による入院または心臓死は、全症例の解析ではスタチン非投与群との間に有意差が見られなかったが、左室駆出率(以下、EF)30%以上の症例で解析すると、50%近い有意なリスク低下が認められた。東京大学大学院循環器内科学の小室一成氏が、第77回日本循環器学会学術集会(3月15〜17日、開催地:横浜市)で報告した。

ピタバスタチンは軽症慢性心不全患者の予後を改善する可能性の画像

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