震災時には下肢深部静脈血栓症(DVT)が高頻度に発生することが知られている。その予後はどうなのか――。新潟大学災害・復興科学研究所の榛沢和彦氏らは、2004年10月の新潟県中越地震から7年後に当たる2011年10〜11月にDVT検診を実施。DVTが認められた被災者に7年間の二次的健康被害を聞いた。すると、たとえば小千谷市では、9%が脳梗塞または一過性脳虚血発作(TIA)、7%が症候性肺塞栓症(PE)を起こし、DVTを有する被災者では脳梗塞のオッズ比(OR)が約4、症候性PEのORは約16と著しく高いことが分かった。第34回日本血栓止血学会学術集会(6月7〜9日、開催地:東京)で報告した。

新潟県中越地震から7年で、DVTありの被災者では症候性肺塞栓症リスクが16倍にの画像

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