将来、糖尿病の根本的な治療法として大きな期待が寄せられている膵再生治療。多能性幹細胞から膵内分泌細胞を誘導する研究が盛んに行われてきたが、そうしたこれまでの研究手法と違うアプローチで挑んでいるのが、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)臨床応用研究部門臓器形成誘導分野の川口義弥氏ら。膵発生学や先天異常のメカニズムを応用していくというスタンスの研究により、最近、マウス胎児腸の培養組織から膵組織への分化転換に成功し、この膵組織を移植した糖尿病マウスで血糖改善が認められたことを、第55回日本糖尿病学会年次学術集会(5月17日〜19日、開催地:横浜市)で報告した。

マウス胎児腸の培養組織から膵組織への分化転換に成功の画像

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