2008年4月、頸動脈狭窄症の治療法としてステント留置術(CAS)が保険診療で行えるようになってから、従来の内膜摘除術(CEA)に代わってCASを行う症例が増えてきた。だが、CAS用ステントの2年間の国内市販後調査(656例)では、Major Adverse Event(MAE: 死亡、脳卒中および心筋梗塞)が症候性で8.4%、無症候性で4.7%と、海外の成績に比べて悪かった。第38回日本血管外科学会学術総会(5月20〜22日、開催地:さいたま市)のパネルディスカッション「頸動脈狭窄病変に対する治療戦略」では、各施設におけるCEAとCASの適応や手技の工夫、治療成績が発表された。

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