2008年の米国心臓協会(AHA)学術集会では、目玉企画であるLate Breaking Clinical Trials(LBCT)の発表演題に明らかな変化が見られた。一言で言えば、心血管疾患への対応が「治療から予防へ、医療から公衆衛生(保健)へ」というチューニングになったことだろう。約4000ある演題の中のわずか16題とはいえ、その微妙な変化を感じ取った臨床医の戸惑いは大きく、例年立ち見も出るほどの関心を集めるLBCTセッションは、JUPITER試験などが発表された初日を除き空席が目立った。

治療から予防、医療から保健に舵切ったAHAの画像

ログインして全文を読む