7月2〜4日に福島県郡山市で開催された第44回日本小児循環器学会総会・学術集会(会長:脳神経疾患研究所附属総合南東北病院・中澤誠氏)で、作家の大江健三郎氏が、基調講演「子どもの時からこころをいつも氣にかけてきた」を行った。学会のテーマ「いのちを育む:発生から加齢の循環器、そして心」に沿った基調講演で、大江氏の長男、光氏との“共棲”への思いを述べ、夏目漱石の小説『こころ』の機軸となっている“時代の精神”を考察した上で、民主主義という時代の精神を持つことが自分の生きる意味であり、民主主義が根底にあれば将来は明るいという「意志の行為としての楽観」を持つに至っ

個人の心の動きは時代の精神を映す―大江健三郎氏講演の画像

ログインして全文を読む