心房細動診療のラストステップは、QOL低下の原因となっている症状を取り除いて患者さんの満足度を向上させることです。その主役は抗不整脈薬になるわけですが、薬剤により心房細動を完全に抑えようとする努力は、「木を見て森を見ず」といえるかもしれません。多くの抗不整脈薬には、頻度は少ないながらも致命的な副作用があり、良かれと思って行った治療がかえって患者のQOLを低下させ、生命予後に悪影響を及ぼすことが間々あるからです。

抗不整脈薬投与の基本は “Do No Harm”の画像

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