手術の際、ACE阻害薬とアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)を一時的に切るというのは常識だと思っていた。循環血漿量を減らし低血圧や腎機能障害のリスクを高めるから、というのが理由だ。多くの病院では似たようなマニュアルになっているのではないだろうか。ACE阻害薬とARBの添付文書には、「使用上の注意」の「重要な基本的注意」の欄に、必ず「手術前24時間は投与しないことが望ましい」と記載してある。ところが、わざわざそれを立証するような論文「非心臓手術におけるACE阻害薬あるいはARBの中止 対 継続」が今月発表された[1]。しかも8カ国にまたがる国際多施設前向きコホート研究だという。「これって常識じゃなかったのか」と、改め

添付文書とガイドラインと常識との画像

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