前回のコラムでは、今年改訂された欧州心臓病学会(ESC)の心不全ガイドラインにおいて、「左室駆出率(EF)が低下している心不全(HFrEF)」と「EFが保たれている心不全(HFpEF)」の中間に位置する第3のカテゴリー「HFmrEF」(EF:40〜49%)が定義されたことを紹介した[1]。HFmrEFの病態的特徴や臨床的意義は現時点ではまだ明らかでなく、今後の研究の進展を待たなければならないが、今回の新たな分類の提案は、「EFの正常値はいくつなのか」ということを、改めて考えさせるきっかけとなった。

左室駆出率はそんなに偉いのですか?の画像

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