古くはキリストやラゾロの復活、最近ではゾンビ。西欧文明では、「復活」はごく自然で違和感のない概念なのかもしれない。「40年前に当時としては空前の規模と精度で実施された心血管リスクに対する食事介入の臨床試験は、当時の常識を覆す成績を出してしまった。そのため学術誌には報告されず、大学院生の学位論文止まりで放置されていた」――。これは想像の域を出ないストーリーだが、そんな貴重な研究を復活させて2本の論文として出版した医師がいる。この医師のプロフィールは論文よりはるかに興味深いのだが、まずは研究内容を紹介しよう。

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