わが国では発売されていないが、2001年に急性心不全治療に対して米食品医薬品局(FDA)の承認を受けた組換え型B型(脳性)ナトリウム利尿ペプチド「nesiritide」は、米国ではガイドラインにも明示された急性心不全に対する標準治療薬だった[1]。しかし、腎機能悪化や急性期死亡増加の懸念が表明され、より多数例を対象にしたnesiritideの薬効と安全性に関する試験が長らく待たれていた。

日本の「失われた10年」に例えられたnesiritideの画像

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