マラソンやツールドフランスのような耐久型スポーツ(endurance sports)を行うアスリートは同年齢の人に比べて徐脈傾向にある。このような人々はその後、洞不全や房室ブロックなどを発症し、心臓ペースメーカが必要になることが多く、また心室性不整脈が多発することが知られている。これまで、アスリートにみられる徐脈の機序として運動の結果による迷走神経緊張亢進が想定されていた。しかし、Boyettらは、アスリートのintrinsic heart rateが同年齢の人に比べて低下していることに気付き、これは「洞結節のペースメーカ電流が減少しているためである」と仮説をたてて検証した。

運動のやりすぎによってペースメーカ電流が減るの画像

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