本講座でも述べてきましたが、末梢動脈疾患にはステントを使用したくない状況、ステントが承認されていない部位があります。しかし、バルーンによる拡張だけでは再狭窄、再血行再建率(TLR)が高くなる場合もあります。薬剤溶出バルーン(drug eluting balloon;DEB)とはバルーンの表面にパクリタキセルが塗布されていて、バルーンを拡張すると薬剤が動脈壁に浸透し、過剰な内膜増殖が抑えられるというものです(図1)。

末梢動脈でも効果が期待される薬剤溶出バルーンの画像

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