高齢の心不全患者を対象にした植込み型除細動器(ICD)の効果評価について、ICDレジストリとメディケアのデータをリンクさせ、患者のベースラインの健康状態と密接に関係のある3つのアウトカム(非外傷性股関節骨折、介護施設への入所、30日の死亡)を検討した。これらのアウトカムは、ICD治療で改善するとは考えにくい指標であるにも関わらず、手術を受けた患者の方が、受けなかった患者よりも大幅なリスク低下が認められた。これまでの観察研究手法を用いたICDの比較効果スタディにおいてバイアスの存在を示唆するもので、その研究成果が5月8日、BMJ誌オンライン版に掲載された。

高齢心不全患者のICD治療、観察研究での適応患者に選択バイアスの可能性の画像

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