血清LDLコレステロール(以下LDL-C)濃度が30mg/dL変化すると、冠動脈疾患のリスクが約30%変化する。このことからも明らかなように、血清LDL-C濃度は冠動脈疾患の主要なリスクファクターである。ところが、スタチンでもLDL-C値を十分コントロールできないケースがあり、特に冠動脈疾患を有する患者や糖尿病患者などのいわゆるハイリスク患者でその傾向が強い。このようにLDL-C低下はスタチンの存在にも関わらずいまだにアンメットニーズunmet needsと考えられており、CETP阻害薬をはじめしのぎを削って新薬開発が行われている。今回は、PCSK9と呼ばれるコレステロール治療の新たな注目分子を標的とする医薬品に関する下記の論文を紹介する。

PCSK9標的薬はスタチンの次のブロックバスターか?の画像

ログインして全文を読む