カエルが、オタマジャクシのときはエラ呼吸をし、カエルになってから肺呼吸をすることからも分かるように、肺は生物が陸生生活を営むようになるとともに獲得された器官である。この肺は心臓と一緒に発生する。肺は3胚葉のうち内胚葉起源、心臓は中胚葉起源であり、これらの異なった胚葉由来の器官がどのようにして共発生するのかは不思議である。その鍵は、両者を結ぶ肺血管にありそうだ。肺血管は、臨床面でも肺高血圧症やほとんどの肺静脈の起源が肺静脈にあることなど、昨今注目度が高い。今月は肺血管が心臓の流入路と共通の前駆細胞(心肺前駆細胞)から発生することを明らかにした下記の論文を紹介する。

心房細動は陸生生活と共に生じた進化形不整脈?の画像

ログインして全文を読む