耳鼻咽喉科のA診療所で勤務する50歳代の職員B子。中途採用で入職し、半年ほど経過したところで、「腰痛がひどいので、治療で労災保険を使いたい」と申し出てきた。B子が言うには「こんなに忙しい診療所は初めて」で、休むこともままならず立ちっぱなしの仕事が続くので腰痛になったとのことだ。
 院長が詳細に話を聞こうとしても、「仕事で腰痛がひどくなったのだから、当然労災保険を使えるのではないですか」と不満そうな表情を浮かべる。確かに人手不足ということもあり、求人をしているもののなかなか応募がなく、既存の職員で業務を回さざるを得なくなっている。目が回るような忙しさになることもあるのは事実だ。しかし、ひどい腰痛になるほどの業務とも思えず、院長はB子の要求に納得がいかない。

「これって労災ですよね」 腰痛の職員が院長に要求の画像

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