毎日新聞社から本年3月に出版された『「抗がん剤は効かない」の罪』(勝俣範之著)を皆さんはもうお読みになられたでしょうか? 私が勤務する島根県は知っての通り非常に田舎で、高齢化も進んでおり、いまだに医師‐患者関係には強いパターナリズムが残存しています。がん治療に関してもしかりで、患者および家族にインフォームドコンセントを行うと、「素人で分かりませんので、先生にお任せいたします」とたいていの方がおっしゃる、そんな土地柄です。

「抗がん剤は効かない」近藤理論をめぐる患者の意思決定サポートの画像

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