癌診療におけるエビデンスの集大成である『がん診療 UP TO DATE』(日経BP社、2013)において、私は「補完代替医療とそのエビデンス」の項目の執筆を担当させていただきました。残念ながら、現時点では、補完代替医療の領域にはヒトを対象としたランダム化比較試験のエビデンスは非常に少ないのが現状です。そのため、補完代替医療を利用する/しないなどの意思決定において、医療者と患者とのコミュニケーションが重要であることについて解説しました。ですが、「臨床現場の状況・環境」については、紙幅の都合もあり、ほとんど触れていませんでしたので、今回のコラムで紹介したいと思います。

「臨床現場の状況・環境」の視点からEBMを再考するの画像

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