後下小脳動脈の閉塞による脳梗塞として、延髄外側部の梗塞によるWallenberg症候群がよく知られているが、上述のように本動脈は前庭神経核の一部も灌流しているため、その閉塞によりめまいが出現することが多い。一方、後下小脳動脈閉塞による小脳半球の梗塞では、失調を来すことが多いが、めまい症状を来すこともある(図3)。また、これらめまいや小脳失調に加えて、構音障害や嚥下障害が見られることも多い。

めまい・ふらつきの画像診断(後編)の画像