心肺停止は、患者さんの生命に直結する極めて危険な状態です。患者さんを救命できるかどうかは、ファーストコールを受けたあなた自身の最初の数分の対応にかかっています。あなた自身が判断・応援要請・処置を直ぐに、そして並行して始めなければなりません。特に、応援の到着を待たずに、自分の手で確実な心肺蘇生法を始めることが必要です。American Heart Association(AHA:アメリカ心臓協会)が2005年に定めた心肺蘇生のガイドライン1)では、卒倒を目撃した者がすぐにその場で心肺蘇生法を始め、AEDを用いることが、患者さんの救命のため重要であるとされています。本稿では指導医が駆けつけるまでに行うべき事項を、成人の一次救命処置

心肺停止の画像