高齢者が餅を喉に詰まらせて……。年が明けると必ずニュースになるこのケース。国立病院機構名古屋医療センターの近藤貴士郎氏も、年に数件は診るという。喉詰めで窒息となれば、1〜2分で意識消失、5分程度で心肺停止に至るため、救急搬送されてきたタイミングでは全例が心肺停止の状態で、救命は難しいことが多い。

 熱いうちは柔らかく伸びる餅だが、体内で温度を奪われて冷めると貼り付きやすくなり、喉に貼り付けば窒息となる。咽頭に固まりで貼り付いていることが多く、近藤氏は「吸引で粘らず、喉頭展開して直視下に異物除去鉗子でつまみ出すのが一番確実」と話す。

餅は直視下に摘出が一番確実の画像