日常診療でオーダーする機会が多い検査と言えば、まず最初に血液検査が思い浮かぶだろう。血液を採取する手技である注射・採血法は研修医となって最初に行う手技である。今はどうかわからないが、筆者が研修医の頃は「腕が良い医師は点滴がうまい」というような患者の間の言い伝えのようなものがあった。これは、若手研修医や新人看護師などが何回試みても点滴がうまく入らず困っているときに、どこからともなく現れてスパッと決めてくれる上級医を目撃したエピソードから生まれた言い伝えであろう。

注射・採血法・血算の良書の画像