2006年に坂口憲二主演でドラマ化された「医龍─Team Medical Dragon─」。手術監修を務めた須磨久善氏は原作漫画を読み、主人公のモデルは自分ではないかと驚いたという。


常識にとらわれない自由な発想で
 僕が医師になりたいと思ったのは中学2年の時だったかな。当時は、人を押しのけてでも頑張るモーレツ社員というのが望まれている時代。でも、僕は人と競争したり、相手を押しのけたりすることが好きではなかったので、サラリーマンになっても落ちこぼれてしまいそうな気がしました。将来は競争しなくてもよい職業に就きたいと考えた末に出した結論が医師。当時、流行っていたアメリカの医療ドラマ『ベン・ケーシー』の影響があったのかもしれません。

 通っていたのは中学から大学までの一貫校だったのですが、大学には医学部がなかった。高校3年のときに模擬試験を受けたら、ある科目でなんと8点でした。100点満点中ですよ。のんびりしていたんでしょうね。それで、猛烈に勉強を

心臓の難手術を成功に導くためにの画像