Bさんと奥様は2人暮らし。奥様独りで、両下肢が麻痺しているBさんの介護をしています。Bさんはもともと介護拒否があり、説得を重ねて、ようやく訪問診療と訪問看護がスタートしたところでした。

 その日もお家を訪問し、「前回の訪問以降、何かお変わりなかったですか?」と尋ねると、Bさんは、「なんの変わりもない、元気ですよ」と返事をされました。ところが間髪いれずに奥様が、「とんでもない!この間、家の中で転んだんですよ!」と。

 Bさんご本人は即座に否定しました。
「転んでないよ!そんなわけないだろ。しっかり歩けていますよ」とBさんが話し終わる前にすかさず奥様が、「嘘!転んで、助け起こすのに苦労したじゃない。私独りで。重かったんだから!」。

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