救急外来で働いていると、患者さんの訴えが多彩であることに気が付きます。医学書やマニュアル本に記載されている「主訴」の通りに訴えてくれるとは限りません。患者さんのお話から、診療の手掛かりになる「主訴」に落とし込んでいく必要があります。

 その重要性を特に感じるのが「失神」の患者さんです。患者さん自身が「失神しました」と訴えて来ることはまれで、「意識を失った」「気分が悪い」「ふわふわする」「目が回る」など様々です。

失神を訴えない患者の「失神」にどう気付く?の画像