かつて「西表島の感染症」といえばマラリアのことを指した。西表島に集落が形成され始めたのは600年ほど前だというが、それから何百年もの間、ずっと島の住民たちはマラリアと闘い続けてきた。戦時中に西表島へ強制移住させられた人々、石炭を掘るために連れてこられた労働者たち、彼らの10人中9人がマラリアに罹患し、その約半数が死亡したとも伝えられている。

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