今年の夏、西表島で2件の大きな水難事故があった。いずれも子供が溺れて心肺停止に至ったケースだったが、その応急処置の有無を巡って2人の予後には大きな違いが生じた。1人は家族を含めて事故現場に居合わせた誰もが応急処置のやり方が分からず、診療所から電話で口頭指示を受けて処置が開始されるまでに時間を要した症例だ。その後の処置の中で奇跡的に息を吹き返しヘリで石垣島に搬送されたものの、低酸素脳症で寝た切りという残念な結果になってしまった。

医師が作り、地域が育てた「命どぅ宝プロジェクト」の画像

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