今や、「プラセボ」による治療は、一般の外来、特に院外処方では不可能に近いような気もする。だが、乳糖を服用させたり、生理食塩水を注射することだけがプラセボ治療ではない。今回紹介する論文にもあるが、例えば、上気道炎をしつこく訴える患者に抗菌薬の処方を追加したり、全身倦怠を訴える患者にビタミン剤を処方することも広義の「プラセボ治療」と考えれば、われわれの一般外来でも決して無縁ではないことになる。

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