2009年10月5日、アメリカでH1N1インフルエンザ(新型インフルエンザ)ワクチンの供給が始まりました。その第1号は、私の勤めるテネシー州メンフィスのレボーナー小児病院が舞台となりました。ニューヨークでもロサンゼルスでもない片田舎の小児病院からワクチン導入が始まったのは、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の気まぐれではなく、地域の感染症流行状況を把握した上で官民の足並みをそろえるために奔走した、当院の小児感染症医(私のボス)あってのことでした。

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