閉経後女性へのホルモン補充療法(HRT)に関しては、2002年に発表された有名なWHI試験[1]で、当時の“常識”を覆し、心血管疾患の予防効果がないことや、乳癌が増えることが判明した後、すっかり下火になってしまいました。実際、HRTの実施が減ったのと並行して、乳癌の罹患が減ったことが、米国[2]やオーストラリア[3]などで報告されています。それ自体は重要なことですが、HRTには更年期特有の不定愁訴の改善に役立つというメリットもあります。今回は、HRTが閉経後女性のQOLに与える影響について検討した論文を読んでみました。

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