利益相反(conflict of interest)という言葉をよく聞くようになってきました。利益相反とは、ある人の公的、または職業的(研究の場合は学術的)な責任と、私的な利益との間に相反状態が生じることを指します。研究者が企業などから資金を得て研究を行う場合に、結果やその解釈に手心が加えられるのではないかという懸念から、医学領域でも利益相反を開示する動きが広がっていますが、実際はどうなのでしょうか。今回は、吸入ステロイド薬の副作用を例に、そんな“素朴な疑問”を検証した論文に注目してみました。

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