医師数が激減し、診療に深刻な影響が生じている地方の自治体病院は少なくない。A病院も、そんな病院の1つだ。ベッド数200床未満のA病院は、特に外科系領域の診療で高い評価を得てきた。しかし、内科では常勤医が大幅に減ってしまい、残った医師を疲弊から守るため入院を制限せざるを得なくなった。幾つかの病院から応援医師が駆けつけ、どうにか地域の医療が支えられた。
 医師が一挙に減ったのは、新専門医制度が大きく関わっている。内科系領域は、研修病院の指定基準を満たしていないと判断された結果、若手医師が去り、存亡の危機に見舞われたのだ。大きな病院の勤務医からは想像もつかないような苦難を強いられた。

人手不足の病院に混乱をもたらした助っ人医師の画像

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