前回、ホテルでの顛末を書いて以来、随分と間が開いてしまった。医師の中では、極めて暇人に分類される筆者ではあるが、こう見えて診療はきちんと行っており、特にこの夏はなかなか忙しかった。

 虫刺症、白癬、汗疹、日光皮膚炎など、夏場は多種多様な疾患にお目にかかる。そうして、漸く朝晩の暑さが陰りをみせた頃、秋の学会シーズンが始まる。日本褥瘡学会学術集会も毎年秋に開かれるのが常で、今年は盛岡であった。褥瘡学会は参加者が多いため、大都市圏で開催されることが多いが、風光明媚な岩手県の学会は楽しみであった。

 学術集会の内容は盛り沢山である。筆者が毎年関わっている「全部答えられるまで帰れま10」というパクリ企画も健在であった。内容をうっかりここに記すと、さらなるパクリ企画が出そうであるので詳細は記さぬが、学会参加初心者にも楽しみながら学んでいただける、要はクイズ形式のワークショップである。

 ありがたいことに、毎回満員御礼を頂戴するのであるが、今年の参加者は少なかった。企画する側は、舌を噛んで死んで

患者が心をひらく○○のヒントの画像

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