「痒み」は、皮膚科受診患者の主訴の中でも非常にありふれたものである。代表的な疾患としてアトピー性皮膚炎が挙げられる。アトピー性皮膚炎の診療において、難しいのは患者が若年者の場合、診察に親が同伴する点である。無論、良識を持つ親が圧倒的多数を占めるのであるが、時に熱狂的な親がおり「痒いですか?」と聞くと、本人が答えようとするそばから「この子は全然痒くありません。だからステロイドなんて絶対やめてください」などと言う。

「痒い?嘘言いなさい!」と言う前にの画像

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