島根県出身の細菌学者である秦佐八郎氏が、ドイツのパウル・エールリッヒ氏と共に梅毒の特効薬「サルバルサン」を開発するまでの軌跡を、史実に基づいて小説化した。サルバルサンは、1910年に当時のヘキスト社が発売した実在の薬剤。

 メーンは新薬開発物語だが、それに挿入される形で、神童と呼ばれた秦氏の生い立ちや、森林太郎(森鷗外)、北里柴三郎、志賀潔、野口英世、南方熊楠などとの交流を描く「サルバルサン前記」も面白い。


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サルバルサン戦記 秦佐八郎 世界初の抗生物質を作った男 (光文社新書)
岩田 健太郎
光文社 (2015-03-17)
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岩田健太郎著 820円+税 光文社
ISBN978-4334038502 新書判 251ページ